不動産クラウドファンディング
仕組み預金には手を出すな!?知っておくべき7つのデメリット
仕組み預金は、高金利が魅力の特約付き定期預金です。 仕組み預金をうまく活用できれば効率よく利息を得られるため、資産形成を目指す際には選択肢のひとつに入れておくことをおすすめします。 しかし、仕組み預金に興味があるものの、 […]
仕組み預金は、高金利が魅力の特約付き定期預金です。
仕組み預金をうまく活用できれば効率よく利息を得られるため、資産形成を目指す際には選択肢のひとつに入れておくことをおすすめします。
しかし、仕組み預金に興味があるものの、「仕組み預金には手を出すな」といった意見を見聞きし、躊躇している方も多いのではないでしょうか。
実際、仕組み預金を利用した資産運用にはデメリットといえるポイントがいくつかあるので、活用するべきかどうかは慎重に判断しなければなりません。
そこで本記事では、仕組み預金の危険性をわかりやすく解説します。
仕組み預金をうまく活用するためのポイントもまとめているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
- 仕組み預金のデメリットは?
⇒ 最大のデメリットは「預金」でありながら元本保証がないこと - 仕組み預金で失敗しないためのポイントは?
⇒ リスク管理を徹底し、無理のない範囲で活用することが重要! - 仕組み預金に向いているのはどんな人?
⇒ 資金に余裕があり、積極的にリターンを狙う人におすすめ!
目次
- 仕組み預金には手を出すなといわれる理由・デメリット
- 商品内容が複雑で理解しにくい
- 元本割れのリスクがある
- 原則として中途解約ができない
- 満期日や受取通貨を自分で決めることができない
- 商品によっては預金保険制度が適用されない
- 外貨建て・外貨受取りの商品は為替変動のリスクが高い
- 最低預入額が高めに設定されていることが多い
- そもそも仕組み預金とは?
- 仕組み預金はデリバティブ取引を組み込んだ預金商品のこと
- 仕組み預金には2種類のタイプがある
- 二重通貨型|為替レートに応じて受取通貨が変わる
- 期間延長型|金融機関の判断で満期日が変わる
- 仕組み預金では高金利を期待できるが特約に注意
- 仕組み預金で失敗しないためのコツ
- 金利の高さだけで商品を選ばない
- リスク許容度を明確にしておく
- 余剰資金を預け入れる
- 金融機関の信頼性にも着目しておく
- 分散投資を意識する
- 商品内容を正しく理解したうえで有用性を判断する
- 複数の商品を比較検討する
- 運用状況や金融市場の動向を定期的に確認する
- 仕組みが預金がおすすめな人の特徴
- 資金力に余裕がある人
- 積極的に高金利を狙いたい人
- 仕組み預金には手を出さないほうがいい人の特徴
- 自由に資産運用がしたい人
- リスクを取りたくない人
- まとめ
仕組み預金には手を出すなといわれる理由・デメリット

仕組み預金のデメリットとしては、以下の7点が挙げられます。
- 商品内容が複雑で理解しにくい
- 元本割れのリスクがある
- 原則として中途解約ができない
- 満期日や受取通貨を自分で決めることができない
- 商品によっては預金保険制度が適用されない
- 外貨建て・外貨受取りの商品は為替変動のリスクが高い
- 最低預入額が高めに設定されていることが多い
仕組み預金の活用を検討するうえで知っておくべきポイントばかりなので、詳しくみていきましょう。
商品内容が複雑で理解しにくい
仕組み預金が敬遠される大きな理由のひとつは、商品内容が複雑な点にあります。
一般的な定期預金とは異なり、仕組み預金には「デリバティブ取引」が組み込まれているからです。
詳しくは後述しますが、仕組み預金には、資産を増やすためのさまざまな運用手法が取り入れられているので、一つひとつを正確に理解するには専門的な知識が求められます。
高金利に惹かれ、商品内容を理解しないまま手を出してしまい、後悔する人は少なくありません。
仕組み預金は銀行で勧められるケースも多いですが、銀行員でさえ細部まで理解していないことがあるほどです。
元本割れのリスクがある
仕組み預金には、元本割れのリスクが存在します。
「預金」でありながら元本保証がないため、払戻額が預入額を下回る可能性があるのです。
たとえば、外貨建て商品を円に換算したタイミングや中途解約のタイミングなどで、損失が生じることは珍しくありません。
仕組み預金を活用すれば高金利が狙える一方で、損失のリスクを抱えなければならないことも理解しておくようにしましょう。
原則として中途解約ができない
仕組み預金は、原則として中途解約ができません。
通常の預金であれば所定の手続きを踏むことで解約できますが、仕組み預金では満期まで資金をロックされるケースがほとんどです。
中途解約が認められる場合でも、解約時にはペナルティが課され、利息が大幅に減額されたり、元本割れしたりする可能性があります。
仕組み預金では資金拘束を受けることを前提に、有用性や適切な預入額を判断しましょう。
満期日や受取通貨を自分で決めることができない
仕組み預金では、満期日や受取通貨を預金者自らがコントロールできない場合があります。
高い金利が期待できる代わりに、ある程度の裁量を銀行側に付与しなければならないのです。
たとえば、一部の商品では銀行側が満期日を決められる仕組みになっているため、一方的に預入期間が延長されるリスクがあります。
また、満期時の受取通貨が自動的に切り替わる商品もあり、為替レート次第では大きな損失を招く可能性もゼロではありません。
預け入れた本人の裁量が小さく、資金計画を立てにくい点は仕組み預金の大きなデメリットといえるでしょう。
商品によっては預金保険制度が適用されない
仕組み預金の中には、預金保険制度の対象外となる商品が存在します。
預金保険制度とは、金融機関が破綻した際に元本1,000万円とその利息が補償される制度です。
多くの仕組み預金は預金保険制度の対象外なので、万が一の際に資産を失ってしまうおそれがあります。
金融機関が破綻するリスクは高くないものの、資産を分散して預けるなど、対策を講じておくことが重要です。
外貨建て・外貨受取りの商品は為替変動のリスクが高い
外貨建てや外貨受取型の商品は、為替変動リスクが高い点にも注意が必要です。
外貨を円に換算した際に、資産が大きく減少することがあります。
たとえば、1ドル=130円で預け入れ、1ドル=120円になったタイミングで換金した場合、1ドルあたり10円の損失が生じてしまうのです。
たとえ利息で利益が出ていても、為替変動次第ではトータルでマイナスになる可能性があります。
最低預入額が高めに設定されていることが多い
一般的に仕組み預金は、最低預入額が一般の定期預金よりも高めに設定されています。
金融機関によっても異なりますが、10万円~100万円程度は必要になるので、通常の預金感覚で利用することは難しいでしょう。
投資初心者や資金の少ない方が無理して手を出すと、過剰なリスクを負うことになるので注意してください。
そもそも仕組み預金とは?

次に、仕組み預金とはどのような商品なのかを解説します。
商品概要を正しく理解したうえで、有用性を判断するようにしましょう。
仕組み預金はデリバティブ取引を組み込んだ預金商品のこと
仕組み預金とは、デリバティブ取引を組み込んだ預金商品のことです。
デリバティブ取引とは、資産の増加を積極的に狙っていく手法全般のことを指します。
つまり、金融機関が先物取引・オプション取引・スワップ取引などの手法を駆使して資産を増やし、預入者に還元する仕組みがとられているわけです。
一方で、さまざまな特約が付されていたり、中途解約が認められていなかったりなど、通常の預金にはないデメリットも多く存在します。
仕組み預金の利用を検討するうえでは、リスクとリターンのバランスを見極めることが大切です。
仕組み預金には2種類のタイプがある
仕組み預金には「二重通貨型」と「期間延長型」の2種類が存在します。
それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。
なお、金融機関によって呼び方は変わりますが、基本的な仕組みは大きく変わりません。
二重通貨型|為替レートに応じて受取通貨が変わる
二重通貨型の仕組み預金は、為替レートによって満期時の受取通貨が決まる商品です。
多くの場合は、以下のようなルールが設けられています。
- 円安になった場合:銀行が事前に設定した為替レートで換算された円を受け取る
- 円高になった場合:外貨のままで受け取る
通常、外貨で預け入れたあとに円安になれば、円に換算した際に為替差益が生じます。
しかし、仕組み預金では満期時の為替レートがあらかじめ決められているので、本来の利益を放棄することになるのです。
また、円高になった場合は、受け取った外貨を円に交換しなければならず、その際に損失が生じてしまいます。
基本的には預け入れた側に不利な条件となっているので、思わぬ損失を被る可能性があることを理解しておかなければなりません。
期間延長型|金融機関の判断で満期日が変わる
期間延長型は、運用期間の終了時期を金融機関が決定するタイプの仕組み預金です。
通常の預金であれば、預け入れた本人が自由に預入期間を決められます。
しかし、仕組み預金では、満期日が契約時点で確定していない、もしくは、途中で変更される可能性があるのです。
そのため、仕組み預金では細かな資金計画を立てることができません。
長期間の資金拘束を受けるリスクもあるので、無理のない範囲で預入額を設定することが大切です。
仕組み預金では高金利を期待できるが特約に注意
仕組み預金の魅力は、一般の定期預金よりも高金利を見込める点にあります。
しかし、預金者は金融機関が設定した特約を受け入れなければなりません。
為替レートに応じて受取通貨が変わったり、金融機関の判断で満期日が変わったり、預金者がリスクをとることで高金利が狙える仕組みになっているのです。
高金利だけに注目して、リスクを十分に理解せず契約してしまうと、思わぬトラブルや損失に直面する可能性があります。
そもそも仕組み預金は理解するのが難しい商品なので、少しでも不安に感じることがあれば、納得できるまで金融機関に確認する姿勢をもっておきましょう。
仕組み預金で失敗しないためのコツ

仕組み預金で失敗しないためには、以下の8つのポイントを押さえておく必要があります。
- 金利の高さだけで商品を選ばない
- リスク許容度を明確にしておく
- 余剰資金を預け入れる
- 金融機関の信頼性にも着目しておく
- 分散投資を意識する
- 商品内容を正しく理解したうえで有用性を判断する
- 複数の商品を比較検討する
- 運用状況を定期的に確認する
資産運用の基礎知識ともいえる内容なので、一つひとつのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
金利の高さだけで商品を選ばない
多くの金融機関が仕組み預金を取り扱っていますが、金利の高さだけで選ぶべきではありません。
高金利の背景には、大きなリスクや特約が隠れているからです。
たとえば、「年5%の高金利!」などと謳われていても、為替変動や手数料の影響で実際の利回りは大幅に下がるケースも珍しくありません。
場合によっては、損失が生じる可能性も十分あります。
金利だけを見ていると想定外の損失を被るおそれがあるため、リスクも含めて総合的に判断することが大切です。
リスク許容度を明確にしておく
仕組み預金を始める前に、リスク許容度を明確にしておくことも重要です。
自分がどの程度のリスクまで受け入れられるのかを明らかにしておけば、無理のない運用を続けられるようになります。
仕組み預金には、元本割れのリスクがつきものです。
仮に損失が生じたときに、冷静な判断ができなければ、さらなる損失を招いてしまいます。
資産状況やライフプランに見合ったリスク許容度を設定し、経済的にも精神的にも耐えられる範囲で仕組み預金を活用しましょう。
余剰資金を預け入れる
仕組み預金に預け入れるお金には、余剰資金を用いるようにしてください。
仕組み預金には元本保証がありません。
余剰資金を超えて預け入れてしまうと、損失が生じた場合に生活が苦しくなる可能性があります。
また、仕組み預金では原則として中途解約が認められていません。
生活費や近い将来使う予定があるお金を預け入れてしまうと、いざというときに、高い手数料を支払って中途解約しなければならなくなります。
損失にも耐えられる程度の余裕がある場合にのみ、仕組み預金の活用を検討してみてください。
金融機関の信頼性にも着目しておく
仕組み預金を利用する際は、金融機関の信頼性も確認しておくようにしましょう。
仕組み預金には、原則として預金保険制度が適用されません。
金融機関が経営不振・破綻などに陥った場合には、預けた資産を回収できない可能性があります。
そのため、知名度や表面的なキャンペーンに踊らされるのではなく、財務内容や経営健全性などをチェックしたうえで、本当に信頼できる金融機関を選ぶことが重要です。
分散投資を意識する
仕組み預金で資産運用する際は、分散投資を意識しましょう。
仕組み預金だけに資産を集中させず、複数の金融商品に分散することでリスクを軽減できます。
たとえば、仕組み預金で積極的に利益を狙い、定期預金や個人向け国債などの元本保証がある商品でバランスをとるのもよいでしょう。
また、仕組み預金にもさまざまなタイプがあるので、できるだけ複数の商品を組み合わせて運用することをおすすめします。
商品内容を正しく理解したうえで有用性を判断する
商品内容を徹底的に理解したうえで有用性を判断することも、仕組み預金で後悔しないためのコツといえるでしょう。
仕組み預金には、「中途解約ができない」「満期日や受取通貨を決められない」など独特のルールが存在します。
十分に情報収集しないまま、表面的なメリットだけを見て投資してしまうと、本来回避できたはずの損失を受けるおそれがあります。
とはいえ、仕組み預金の構造を正しく理解するには専門的な知識が必要です。
自力での理解が難しい場合は、商品を取り扱っている金融機関に説明を求めるようにしましょう。
複数の商品を比較検討する
複数の商品を比較検討することも、仕組み預金で失敗しないためのコツといえます。
商品ごとにリターンとリスクのバランスは大きく異なるので、比較しなければ自分にとっての最適な選択ができないのです。
具体的には、以下のような点に着目しておくとよいでしょう。
- 金利
- 運用期間
- 受取通貨
- 手数料
- 最低預入額
- 預金保険制度の対象範囲
広告や銀行の窓口で得た情報だけでは、比較材料として不十分なことも多いです。
商品説明書や口コミなども活用しつつ、納得のいく商品選びを心がけましょう。
運用状況や金融市場の動向を定期的に確認する
仕組み預金を始めたあとは、運用状況を定期的にチェックするようにしてください。
仕組み預金では必ずしも利益が出るわけではないので、運用状況を見ながら、中途解約に踏み切ったり、満期後の対応策を検討し直したりする必要が出てくるからです。
また、金融市場の動向にもアンテナを張っておくとよいでしょう。
市場が変化した場合は、満期日や受取通貨などが急に変更される可能性もあるので、心構えをしておく必要があります。
また、気になる点があれば早めに金融機関へ問い合わせるなど、受け身にならず主体的に資産管理をおこなうことが重要です。
仕組みが預金がおすすめな人の特徴

仕組みが預金がおすすめな人の特徴としては、以下の2点が挙げられるでしょう。
- 資金力に余裕がある人
- 積極的に高金利を狙いたい人
自身の資金力や運用方針と合致する場合は、仕組み預金の活用を検討してみてください。
資金力に余裕がある人
資金力に余裕がある人は、仕組み預金に向いているといえます。
そもそも仕組み預金の最低預入額は高めに設定されているため、お金に余裕がない状態では手を出しにくいのが実情です。
また、仕組み預金では一定期間資金を拘束されるうえ、元本割れリスクも高いので、生活に困っておらず、急な出費にも耐えられる程度の資金力が求められます。
もちろん、資金力に余裕がある場合でも、すべての余剰資金を仕組み預金に充てることはおすすめしません。
分散投資を意識して、仕組み預金をポートフォリオのひとつに入れることが、安全かつ効率的な運用につながります。
積極的に高金利を狙いたい人
積極的に高金利を狙いたいのであれば、仕組み預金での資産運用がおすすめです。
一般的に、仕組み預金は通常の定期預金よりも高い金利が設定されています。
そのため、リスクを取ってでも資産を増やしたい人にとっては魅力的な商品といえるでしょう。
実際、元本保証の定期預金にお金を預けていても、資産の大幅な増加は期待できません。
ある程度リスクを受け入れたうえで投資することも、資産運用の重要な考え方です。
仕組み預金には手を出さないほうがいい人の特徴

仕組み預金には手を出さないほうがいい人の特徴としては、以下の2点が挙げられます。
- 自由に資産運用がしたい人
- リスクを取りたくない人
投資商品にはそれぞれに異なるメリット・デメリットがあるので、向き不向きがあるのも自然なことです。
仕組み預金は選択肢のひとつとして捉え、固執しすぎないようにしましょう。
自由に資産運用がしたい人
自由な資産運用を重視する人は、仕組み預金の利用を控えたほうがよいでしょう。
仕組み預金は原則として中途解約ができず、預けた資金が満期までロックされます。
つまり、資産の流動性が大きく制限されるため、資金不足で投資機会を逃してしまう可能性があるのです。
幅広く柔軟に資産運用を進めていきたいのであれば、中途解約が容易な金融商品を選ぶのが賢明な判断といえます。
リスクを取りたくない人
リスクを極力避けたい人にも、仕組み預金は適していません。
仕組み預金は、元本保証のない金融商品です。
為替変動や満期延長などの予測困難なリスク要因が多く含まれているため、リスク許容度が低い人は大きなストレスを感じてしまうでしょう。
結果的に冷静な判断ができなくなると、不必要に損失を拡大してしまうことにもなりかねません。
まとめ

仕組み預金は、高金利で大きなリターンを狙える金融商品です。
一方で元本保証がなく、中途解約も原則認められないので、通常の預金感覚でお金を預け入れると思わぬ損失に悩まされるおそれがあります。
そのため、自由度や安全性を重視する方には適さず、十分な余剰資金やリスクへの理解がある方に適した選択肢といえるでしょう。
低リスクで資産運用を目指すなら、不動産クラウドファンディングをおすすめします。
不動産クラファンファンディングとは、不特定多数の投資家から集めた資金を元手に、事業者が不動産の購入・運用をおこなう仕組みのことです。
専門知識を有する事業者に不動産運用を一任できるうえ、投資家の出資分が優先的に守られる仕組みもあるので、投資初心者の方でも安定した利益を出すことができます。
少しでも不動産クラウドファンディングに興味がある方は、ぜひ不動産BANKの公式サイトをチェックしてみてください。
不動産BANKでは、高利回りを狙えるファンドが随時立ち上がっています。
多くのファンドは先着順で出資を募集しているので、すぐに応募できるように、会員登録だけでも済ませてみてはいかがでしょうか。
