投資コラム
100万円を確実に増やすには?おすすめの方法や成功のコツを解説
「コツコツ100万円を貯めてきたけれど、これからはもっと効率的に増やしたい」 「お金を増やしたい!でも、リスクは抱えたくない…」 100万円の余剰資金があれば、資産運用に回すことで、お金がお金を生み出す仕組みを作れるよう […]
「コツコツ100万円を貯めてきたけれど、これからはもっと効率的に増やしたい」
「お金を増やしたい!でも、リスクは抱えたくない…」
100万円の余剰資金があれば、資産運用に回すことで、お金がお金を生み出す仕組みを作れるようになります。
しかし、資産運用は損失のリスクがともなうものです。
そのため、100万円を増やしていきたいけれど、損することが怖くて一歩踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、100万円を確実に増やす方法はあるのかどうかを解説します。
おすすめの運用方法や成功のコツなどもわかりやすくまとめているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
- 100万円を確実に増やす方法はある?
⇒ リスクゼロで増やす方法は存在しない!ただし、リスクを抑えることは可能! - 100万円を増やすのにおすすめの方法は?
⇒ 不動産クラウドファンディングがおすすめ! - 100万円を効率的に増やすためのコツは?
⇒ リスク管理を徹底し、無理のない範囲で運用を継続することが重要!
目次
100万円を確実に増やす方法はある?

まずはじめに、そもそも100万円を確実に増やす方法はあるのかどうかを解説します。
リスクゼロの資産運用は存在しない
結論からいうと、100万円を確実に増やす方法はありません。
資産運用において、本当の意味での“リスクゼロ”は存在しないからです。
株式・投資信託・債券・外貨預金・REIT・ETFなど、世の中にはさまざまな資産運用方法がありますが、いずれも元本割れのリスクを有しています。
銀行預金や国債のような安全性の高い運用方法でも、銀行が倒産したり、国が財政破綻に陥ったりする可能性がある以上、”確実”にお金を増やすことはできないのです。
仮に「100%稼げる」「絶対損しない」などと謳う金融商品があった場合は、詐欺を疑う必要があります。
工夫次第でリスクを抑えることはできる
リスクゼロの資産運用は存在しませんが、工夫次第でリスクを抑えることはできます。
リスクヘッジの方法は多岐にわたりますが、たとえば、投資先を適切に選択するだけでもリスク軽減が可能です。
また、同じ商品に投資する場合でも、少額で投資したり、長期運用を意識したりすれば、損失を回避しやすくなります。
リスクはゼロにならないことを前提に、いかにリスクを抑え、リターンを狙っていくのかが、資産運用の肝といえるでしょう。
100万円をほぼノーリスクで増やす方法

上述のとおり、100万円をリスクゼロで増やす方法は存在しません。
しかし、以下の方法であれば、100万円をほぼノーリスクで増やすことができます。
- 定期預金
- 個人向け国債
- 個人年金保険
各運用方法のポイントを解説するので、安全性重視でコツコツ資産を増やしたい方は参考にしてみてください。
定期預金
定期預金は、あらかじめ期間を決めてお金を預け入れる預金です。
一般的な普通預金と同様に、お金を預けているだけで利息を受け取ることができます。
そして、一定期間引き出しが制限される分、普通預金よりも金利が高い点が特徴といえるでしょう。
また、定期預金は元本保証されているほか、預金保険制度の対象です。
万が一、金融機関が破綻しても、元金1,000万円までと利息は守られます。
なお、定期預金の金利は金融機関や預入期間によって異なります。
キャンペーンを利用すれば、年利が1%を超えることも珍しくありません。
とはいえ、年利1%では100万円預けたとしても1万円しか増えないので、大幅な資産増加は期待できないでしょう。
個人向け国債
個人向け国債は、財源確保のために国が発行する債券のことです。
満期まで保有していれば元金全額に利息が上乗せされて返ってくるので、安全性が高い投資先として知られています。
国が財政破綻しない限り、元本割れすることはありません。
最低購入額は1万円に設定されているので、100万円あれば十分始められます。
個人向け国債は、満期・金利タイプなどによって以下の3種類に分かれているので、運用目的に合わせて適切に選択してください。
| 固定3年 | 固定5年 | 変動10年 | |
| 満期 | 3年 | 5年 | 10年 |
| 金利タイプ | 固定金利 | 変動金利 | |
| 金利の下限 | 0.05% | ||
| 利子の受け取り | 年2回 | ||
| 購入単価 | 1万円単位 | ||
個人向け国債は、購入後1年経てば中途換金も可能です。
ただし、元本割れすることはないものの、利息が減少する点には注意しておきましょう。
個人年金保険
個人年金保険は、公的年金の補填を目的とした私的年金のひとつです。
掛金を積み立て、契約時に定めた年齢に達すると、一定期間または一生涯にわたって年金を受け取ることができます。
定額型の商品であれば、受け取れる年金額が加入時に決定するので、原則として元本割れはしません。
ただし、途中解約した場合は解約返戻金が減少し、元本割れする可能性が高くなるので注意が必要です。
なお、個人年金保険で支払った保険料の一部は税制優遇の対象となる場合があり、節税効果も期待できます。
100万円を低リスクで増やす方法

ここからは、100万円を低リスクで増やす方法を解説します。
- 不動産クラウドファンディング
- 投資信託
- ETF(上場投資信託)
- 社債
定期預金や個人向け国債などと比べるとリスクは少し高くなりますが、その分、リターンにも期待できるので、積極的に取り入れてみてください。
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、複数の投資家が少額ずつ出資し、事業者が不動産を購入・運用する仕組みです。
利用するサービスにもよりますが、基本的には1万円程度から始められます。
まとまった資金が必要となる通常の不動産投資に比べ、手軽に投資できる点が魅力といえるでしょう。
不動産クラウドファンディングが低リスクといえる理由のひとつは、不動産経営をプロの事業者に任せられるからです。
投資家に知識・経験がなくても、着実に運用益を上げられます。
また、不動産クラウドファンディングでは「優先劣後方式」を採用しているケースが一般的です。
損失が生じた場合でも、まずは事業者に出資分から補填されるため、投資の資産は最後まで守られます。
不動産クラウドファンディングサービスはいくつかありますが、なかでも不動産BANKがおすすめです。
不動産BANKは、中古アパート販売実績No.1の株式会社ファミリーコーポレーションが運営しています。
各ファンドが安定して高利回りを達成しているので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
投資信託
投資信託は、不特定多数の投資家から集めた資金をもとに、プロの運用会社が株式や債券などに投資する金融商品です。
投資家は保有額に応じて、分配金を受け取ることができます。
証券会社によっては100円から始められるうえ、プロに運用を任せられるので投資初心者にはぴったりです。
また、投資信託の各銘柄は複数の投資先で構成されているため、一つの銘柄を購入するだけで自動的に分散投資ができます。
ただし、投資信託の保有中は、プロに運用を任せるための手数料である信託報酬が発生する点に注意してください。
保有額の一定割合を支払い続けることになるので、できるだけ信託報酬率が低い銘柄を選ぶようにしましょう。
ETF(上場投資信託)
ETFは、証券取引所に上場している投資信託です。
取引所が開いている間は、通常の株式と同様に売買できる点が特徴といえます。
数万円程度から購入できるので、100万円あれば複数の銘柄に分散投資することも可能です。
また、ETFは通常の投資信託と比べて信託報酬が低いので、コストパフォーマンスにも優れています。
低リスクでの資産運用を望んでいるのであれば、ポートフォリオのひとつに入れておくのがおすすめです。
社債
社債は、資金調達のために企業が発行する債券です。
一定期間保有することで利子収入を得られ、満期時に元本が返還されます。
企業が倒産したり、経営不振に陥ったりするなど、よほどの事情がない限りは損する心配がありません。
100万円以下でも購入できる社債は多くあり、基本的には銀行預金より高い利回りが狙えます。
ただし、高利回りの社債は企業の信用度が低いことも多いので、投資先は慎重に選定しましょう。
100万円はいくらまで増やせる?利回り・運用年数別にシミュレーション

ここでは、資産運用によって100万円をいくらまで増やせるのか、シミュレーションしてみましょう。
利益を再投資する複利運用を想定した場合、利回り・運用年数別のシミュレーション結果は以下のとおりです。
| 運用年数 | 利回り3% | 利回り5% | 利回り7% |
| 5年 | 1,159,274円 | 1,276,282円 | 1,402,552円 |
| 10年 | 1,343,916円 | 1,628,895円 | 1,967,151円 |
| 15年 | 1,558,037円 | 2,078,928円 | 2,762,342円 |
| 20年 | 1,806,111円 | 2,653,298円 | 3,869,684円 |
| 25年 | 2,091,444円 | 3,386,355円 | 5,417,677円 |
| 30年 | 2,427,262円 | 4,321,942円 | 7,568,736円 |
仮に100万円を利回り7%で運用できれば、10年で倍の200万円になります。
損失のリスクを抱えることが前提にはなりますが、資産を大幅に増やすことは十分可能です。
ただ銀行にお金を預け続けても、思うように資産を増やすことはできません。
100万円を元手に資産を増やしていきたいのであれば、長期的な資産運用が必須といえます。
100万円を効率的・安定的に増やすためのポイント

100万円を効率的・安定的に増やすためには、以下の点を意識しておくことが大切です。
- 具体的な目標を設定する
- リスク許容度を明確にする
- 余剰資金で投資する
- 少額から始める
- 分散投資を心がける
- 長期運用を意識する
- 定期的にポートフォリオを見直す
- 公的制度を積極的に活用する
投資の基本といえるポイントばかりなので、一つひとつの要点をしっかりと押さえておきましょう。
具体的な目標を設定する
100万円を効率的かつ安定的に増やすためには、まず具体的な目標を設定することが不可欠です。
明確な目標があれば、資産運用を計画的に進められるようになります。
たとえば、「5年後に100万円を120万円に増やす」ことを目標にすれば、年間どの程度のリターンを狙うべきかがわかり、最適な投資商品や運用スタイルを選びやすくなるのです。
反対に目標が曖昧な場合、市場の変動に惑わされやすくなります。
感情的な売買を繰り返して、無駄に損失を出してしまう可能性も出てくるでしょう。
目標が具体的であれば途中で軌道修正もしやすいうえ、モチベーションの維持にもつながるはずです。
リスク許容度を明確にする
100万円で資産運用を始める際には、リスク許容度も明確にしておく必要があります。
リスク許容度とは、どの程度の損失であれば精神的・経済的に耐えられるかを示すものです。
たとえば、投資した資産が一時的に20%下がった場合に、冷静に保有を続けられるかどうかが基準となります。
リスク許容度を明確にしておけば、急激な価格変動があったときでも焦らず冷静な判断ができるようになるので、不必要に資産を減らさずに済むはずです。
家族構成や収入の安定性などを考慮したうえでリスク許容度を計算し、「資産が10%減ったら損切する」などの判断基準を設けておくようにしましょう。
余剰資金で投資する
余剰資金を使って投資をおこなうことも、リスク管理の基本です。
余剰資金の範囲内であれば、損失が生じても慌てて損切りしたり、資金繰りに困ったりする事態を防げるはずです。
一方、生活費や緊急用の預金を使ってまで投資してしまうと、損失が出たときに生活が立ち行かなくなります。
そのため、たとえ貯金が100万円に達したとしても、全額投資することはおすすめしません。
今後必要になるお金を別途確保したうえで、無理なく使える分だけを投資に回しましょう。
少額から始める
100万円を着実に増やしていきたいのであれば、少額から投資を始めましょう。
そもそもの投資額を少額に抑えておけば、損失が生じたときのダメージも最小限にとどまります。
特に投資初心者は思うような成果が出ないケースも多いので、まずは少額で始めて、実践経験を積むことが重要です。
慣れてきたころに、投資額を増やしていくのでも遅くはありません。
自身の知識・経験を踏まえ、長期的な視点で資産を育てることが成功への近道です。
分散投資を心がける
分散投資を心がけることも、100万円を効率的かつ安定的に増やすためのコツといえます。
投資先を一つに集中させると、その資産の価値が下がった場合に大きな損失を被るリスクがあるからです。
一方で、100万円を複数の資産に分散しておけば、いずれかの価格が下落してもほかの投資先の利益でカバーできる可能性があります。
また、投資するタイミングを分散させる「積立投資」も効果的です。
高値売りや安値掴みを回避しつつ、購入価格を平準化できます。
長期運用を意識する
100万円を元手に投資する際は、長期運用を意識しましょう。
長期間運用のメリットは主に2つあります。
- 短期的な価格変動に惑わされることがなくなる
- 運用期間が長くなるほど複利効果が働く
時間を味方することは、投資で成功するために欠かせない視点です。
短期間で一気に稼ごうとすると、その分リスクも高くなってしまうので、リスク許容度が低い方には長期運用を特におすすめします。
定期的にポートフォリオを見直す
100万円で運用を始めたあとは、定期的にポートフォリオを見直しましょう。
資産配分は、時間の経過にともない変化していくものです。
放置していると当初の資産配分が崩れ、想定していた利益が出なかったり、過度にリスクを負ったりする可能性があります。
また、結婚・退職などライフステージが進んだときも、資産運用の目的やリスク許容度が変わるため、その都度ポートフォリオを見直してください。
公的制度を積極的に活用する
100万円で資産運用を始める場合は、公的制度を積極的に活用しましょう。
NISAやiDeCoを活用すれば、税負担を抑えながら、効率的に資産を増やせます。
それぞれの制度概要を詳しく解説するので、参考にしてみてください。
NISA
NISAは、少額での投資に適した非課税制度です。
18歳以上であれば、原則として誰でもNISA口座を開設できます。
NISAのメリットは、運用益がすべて非課税になる点です。
通常の証券口座では、投資の運用益に20.315%の税金が課せられるため、10万円の運用益が出ても、手元には約8万円しか残りません。
一方、同じ商品に投資する場合でもNISA口座を利用するだけで、10万円をそのまま受け取れるようになります。
なお、NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類に分かれており、以下のような違いがあります。
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有期間 | 無期限 | |
| 非課税保有限度額 | 総枠1,800万円(成長投資枠に限っては1,200万円が上限) | |
| 投資対象 | 投資信託 | 株式・投資信託など |
100万円で投資するのであれば、当面は年間投資額を気にする必要はないでしょう。
投資信託に投資するなら「つみたて投資枠」、投資信託以外に投資するなら「成長投資枠」を使っておけば、基本的に問題ありません。
なお、NISAはいつでもやめられるうえ、掛金額も簡単に変更できるので、家計が苦しくなったときでも柔軟に運用できます。
iDeCo
iDeCoは、公的年金では足りない老後資産を補うための私的年金制度です。
20歳以上65歳未満の公的年金被保険者であれば、誰でも加入できます。
iDeCoの主なメリットは、以下の2点です。
- 運用益が非課税になる
- 拠出額を全額所得控除できる
運用益が非課税になる点は、NISAと同様です。
さらに、iDeCoは拠出額が全額所得控除されるので、課税所得を圧縮し、所得税・住民税を節税できます。
たとえば、年収500万円の会社員が毎月1万円を拠出した場合、所得税・住民税を年間で計2万4,000円節税できる計算です。
ただし、iDeCoの資産は60歳になるまで引き出せません。
あくまでも老後資金の形成が目的であることを前提に、無理のない範囲で掛金を設定しましょう。
まとめ

100万円を確実に増やす方法は存在しませんが、工夫次第で損失のリスクを抑えることは可能です。
リスクヘッジの仕方は多岐にわたりますが、直感的にわかりやすいのは「低リスクの運用方法」を選ぶことでしょう。
たとえば、FXや仮想通貨投資はハイリターン・ハイリスクなので、安全性を重視する人には向いていません。
一方、不動産クラウドファンディングのような投資手法であれば、リスクを抑えて、着実に利益を積み上げることができます。
これから不動産クラウドファンディングを始める場合は、不動産BANKがおすすめです。
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