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ほったらかし投資におすすめの手法11選!失敗しないコツも解説
投資に興味があるものの、時間がなくて手をつけられていない方には「ほったらかし投資」がおすすめです。 ほったらかし投資なら、仕組みづくりさえできてしまえば、ほぼ自動で利益を上げられます。 しかし、ほったらかし投資にはどのよ […]
投資に興味があるものの、時間がなくて手をつけられていない方には「ほったらかし投資」がおすすめです。
ほったらかし投資なら、仕組みづくりさえできてしまえば、ほぼ自動で利益を上げられます。
しかし、ほったらかし投資にはどのようなメリットがあり、どのような手法が存在するのか、具体的に把握している人は少ないはずです。
そこで本記事では、ほったらかし投資のメリットやおすすめの手法などを解説します。
ほったらかし投資で失敗しないためのポイントもまとめているので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
- ほったらかし投資を始めるメリットは?
⇒ 手間や時間をかけず、ほぼ放置で安定した利益が期待できること - ほったらかし投資におすすめの手法は?
⇒ おすすめの手法は複数あるが、不動産クラウドファンディングが一押し! - ほったらかし投資で失敗しないためのポイントは?
⇒ 損失のリスクがあることを前提に、無理のない範囲で取り組むようにしよう!
目次
ほったらかし投資とは?

ほったらかし投資とは、最初に運用の仕組みを整え、あとは手をかけずに長期的な資産形成を目指す投資手法です。
ほったらかし投資の代表例としては、不動産クラウドファンディングや投資信託などが挙げられます。
一度投資してしまえば、事業者が運用をおこなってくれるため、投資家がやるべきことはほとんどありません。
普段仕事や家事が忙しくて投資に時間をかけられない人には、特におすすめの手法といえます。
ただし、「ほったらかし=完全放置」ではない点に注意してください。
利益を最大化させるためには、運用状況を定期的に確認し、必要に応じて調整する作業が必要です。
ほったらかし投資がおすすめといえる4つの理由

ほったらかし投資がおすすめといえる理由としては、以下の4点が挙げられます。
- 初心者でも手間をかけずにお金を増やせる可能性がある
- 感情的な取引による失敗のリスクを抑えられる
- 少額で始められる場合が多い
- 金融リテラシーが自然と身に付く
ほったらかし投資にはどんなメリットがあるのか、詳しくみていきましょう。
初心者でも手間をかけずにお金を増やせる可能性がある
ほったらかし投資なら、初心者でも手間をかけずにお金を増やすことができる可能性があります。
投資手法にもよりますが、ほったらかし投資では、プロの事業者や高性能な取引ツールが資産運用を代行してくれるケースが一般的です。
そのため、専門知識や経験が乏しい初心者でも、最初から成果を上げられる見込があり、初期設定さえ済ませてしまえば自動的に資産運用が進むため、ほとんど手間がかかりません。
投資はハードルが高いものと思われがちですが、ほったらかし投資であれば、気軽に始められるはずです。
感情的な取引による失敗のリスクを抑えられる
感情的な取引による失敗のリスクを抑えられることも、ほったらかし投資のメリットといえるでしょう。
価格変動に一喜一憂すると、合理的ではない投資判断をとってしまい、損失を招くリスクが高まります。
一方、ほったらかし投資では、ほぼ自動で運用がおこなわれるため、投資家が介入するタイミングもごくわずかです。
価格変動をいちいち気にすることなく、機械的に資産運用を進められるので、着実に利益を積み上げられます。
少額で始められる手法が多い
少額で始められる手法が多いことも、ほったらかし投資がおすすめといわれる理由のひとつです。
ほったらかし投資で必要になる初期資金は、多くても数万円程度にとどまります。
たとえば、投資信託なら100円から、不動産クラウドファンディングなら1万円から投資することが可能です。
投資初心者にとっては、まとまった資金が不要な点は大きな魅力に感じられるでしょう。
また、少額だからといって、利益が期待できないわけではありません。
コツコツ積み立てることで複利の力が働くので、長期間継続すれば、まとまった資産を築けます。
金融リテラシーが自然と身に付く
ほったらかし投資を続けていれば、金融リテラシーが自然と身に付きます。
ほったらかし投資は特別な知識がなくても始められますが、実際にお金を投じてみると金融に対する興味が湧いてくるものです。
そして、どうすれば利益を伸ばせるのかと模索しているうちに、リスク分散や資金管理の方法など、基本的な金融知識が蓄積されていきます。
金融リテラシーの向上は、資産運用だけでなく、日常生活や仕事にもプラスの影響をもたらしてくれるはずです。
投資経験を積みながら、金融領域の理解を深めたい方には、ほったらかし投資を強くおすすめします。
【注意】ほったらかし投資にはデメリットもある

ほったらかし投資はメリットが多い一方で、注意しておくべき点もいくつかあります。
- 元本割れのリスクがある
- 比較的リターンが小さい
メリットとデメリットの両方に目を向けたうえで、ほったらかし投資の有用性を判断してください。
元本割れのリスクがある
ほったらかし投資には、元本割れのリスクがあります。
そもそも投資の世界において、損失のリスクが一切ない手法は存在しません。
ほったらかし投資で運用している商品の価格が下がったり、為替が想定外の方向に動いたりした場合は、損失が生じることもあります。
今後、リーマンショックやコロナショックのような急激な相場下落が起きた場合には、短期間で資産の多くを失う可能性もゼロではありません。
そのため、たとえ損失が生じても、生活に支障が生じない範囲で取り組むことが重要です。
比較的リターンが小さい
比較的リターンが小さいことも、ほったらかし投資のデメリットといえます。
長期運用で着実に利益を積み上げていくのが、ほったらかし投資の基本的なスタイルです。
FXや仮想通貨の短期売買のように、数日間で資産が倍になるようなことは基本的に起こりません。
無理してリターンを狙うと、投資ではなく「投機」になってしまうので注意してください。
しかし、リターンが小さいということは、リスクも抑えられているということです。
また、運用期間が長くなるほど、複利効果によって資産は加速度的に増えていくので、コツコツと継続していくことを心がけましょう。
ほったらかし投資におすすめの手法11選

ここでは、ほったらかし投資におすすめの手法を紹介します。
- 不動産クラウドファンディング
- 不動産投資
- 投資信託
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
- 債券投資
- ソーシャルレンディング
- 貴金属投資
- 外貨預金
- 株式投資(自動売買)
- FX(自動売買)
それぞれに異なる特徴があるので、自身の運用方針に合った手法を選びましょう。
不動産クラウドファンディング
不動産クラウドファンディングは、オンライン上で投資家から集めた資金を元手に、事業者が物件を購入・運用する仕組みのことです。
物件の家賃収入や売買益などの利益は、出資額に応じて投資家に分配されます。
不動産クラウドファンディングがほったらかし投資に適している理由は、物件の運用を事業者に任せられるからです。
立ち上がっているファンドに一度出資してしまえば、投資家側がやることはほとんどありません。
建物のメンテナンスや入居者とのやりとりなどは、事業者がすべて担ってくれます。
また、不動産クラウドファンディングは1万円程度から出資できるので、初心者でも気軽に始められます。
不動産クラウドファンディングに興味がある方は、不動産BANKの公式サイトをチェックしてみてください。
不動産BANKは、中古アパート販売実績No.1の株式会社ファミリーコーポレーションが運営する不動産クラウドファンディングサービスです。
高利回りが狙えるファンドが随時立ち上がっているので、いつでも出資手続きができるように、会員登録だけでも済ませてみてはいかがでしょうか。
不動産投資
ほったらかし投資を始めるのであれば、不動産投資も選択肢に入れておくとよいでしょう。
不動産投資は入居者対応や物件管理の手間がかかると思われがちですが、不動産会社などに委託することも可能です。
大きな問題が生じた場合の対応は必要になるものの、基本的には不労所得に近い形で家賃収入を得られます。
ただし、不動産投資で利益が出るかどうかは、物件選び次第です。
また、高額なローンを組む必要があるので、初心者にとってはハードルが高いかもしれません。
不動産投資に興味があるのなら、不動産クラウドファンディングから始めてみることをおすすめします。
投資信託
投資信託は、多数の投資家から集めた資金をもとに、投資の専門家が複数の株式や債券を運用する金融商品です。
投資信託を保有する投資家には、保有量に応じて運用益の一部が分配されます。
投資家がやるべきことは、最初に投資銘柄を選び、積立設定をおこなう程度です。
あとは、専門家が資産運用を担ってくれるので、ほったらかし投資にぴったりの手法といえます。
また、投資信託の各銘柄は複数の投資先で構成されているため、ひとつの銘柄を購入するだけで自動的に分散投資ができる点もメリットです。
ただし、投資信託は注文時と約定時の価格が乖離することもあり、取引のタイミング次第では思わぬ損失を招いてしまうおそれがあります。
また、投資信託の保有中は、専門家に運用を任せるための手数料「信託報酬」が発生します。
保有額に対して年率0.5%~2.5%程度を支払い続ける必要があるので、できるだけ信託報酬率が低い銘柄を選ぶことが大切です。
ETF(上場投資信託)
ETFは、証券取引所に上場している投資信託のことを指します。
基本的な仕組みは通常の投資信託と同じですが、証券取引所が開いている時間であれば、リアルタイムで取引できる点が大きな違いです。
また、ETFの各銘柄は日経平均のような既存指標と連動しているので、価格変動がわかりやすいことも特徴といえます。
信託報酬も通常の投資信託より低い傾向にあり、長期運用に適した手法のひとつです。
ただし、ETFには分配金を自動で再投資する機能がないので、複利運用を目指すのであれば、自分の手で操作する手間がかかります。
REIT(不動産投資信託)
REITは、不動産に特化した投資信託です。
ファンドを通じて、住居だけでなく、ビル・ホテル・商業施設などの多彩な不動産に投資できる点が魅力といえるでしょう。
物件の管理は事業者が担うため、投資家は手間をかけずに不動産収益の一部を受け取れます。
また、REITには、利益の9割超を分配金に回した事業者が税制優遇される仕組みがあります。
そのため、事業者は利益を積極的に還元するようになり、結果として利回りも高くなりやすいのです。
ただし、REITの投資対象はあくまでもファンドであり、不動産を所有できるわけではありません。
現物不動産投資のような節税効果には期待できない点に注意してください。
債券投資
債券投資は、国や企業が資金調達のために発行する有価証券を購入し、満期時の元本返済と利息収入を得る投資手法です。
国が財政破綻したり、企業が倒産したりしない限り、元本は満額返済されるので、損失のリスクはかなり低いといえます。
債券にはさまざまな種類がありますが、初心者には個人向け国債がおすすめです。
個人向け国債は以下の3種類に分かれているので、運用目的に合わせて適切に選択してください。
| 固定3年 | 固定5年 | 変動10年 | |
|---|---|---|---|
| 満期 | 3年 | 5年 | 10年 |
| 金利タイプ | 固定金利 | 変動金利 | |
| 金利の下限 | 0.05% | ||
| 利子の受け取り | 年2回 | ||
| 購入単価 | 1万円単位 | ||
ただし、個人向け国債は安全性が高い分、リターンが低い傾向にあります。
近年、金利は上昇傾向にありますが、それでも年率1%程度です。(2025年11月現在)
そのため、個人向け国債はハイリターンが期待できる商品と組み合わせて活用することをおすすめします。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは、資金調達したい企業と融資したい投資家をマッチングするサービスです。
融資した投資家には配当が支払われ、運用終了後には元本が満額返済されます。
債券と同じような仕組みですが、比較的高い利回りを狙える点が特徴です。
ただし、ソーシャルレンディングでは、貸付先が貸し倒れしたり、返済が遅延したりするリスクがあります。
また、ソーシャルレンディングの運営元によっては、貸付先の情報が十分に公開されていないケースもあるので、うかつに手を出すことはおすすめしません。
貸付先だけでなく、運営元の信頼性もしっかりと見極める必要があります。
貴金属投資
貴金属投資は、金・銀・プラチナなどの実物資産を購入し、売買差益を狙う手法です。
短期取引を繰り返すのではなく、購入後はしばらく放置して、値上がりを待つのが基本的なスタイルとされています。
実際、貴金属の価格は上昇傾向にあるため、長期保有してきた投資家は大きな利益を手にしているはずです。
また、貴金属はインフレにも強い資産です。
ポートフォリオに組み込んでおけば、物価上昇が続いた場合でも、資産の目減りを防ぐことができます。
なお、貴金属投資を始める際は、現物を購入するだけでなく、貴金属を投資先に含んだ投資信託やETFなどに投資するのもひとつの方法です。
外貨預金
外貨預金は、日本円を米ドルや豪ドルなど外貨に換えて預金し、利息を得る方法のことです。
外貨の金利は日本円よりも高いので、日本の銀行にお金を預けておくよりも、効率的に利息を得ることができます。
外貨の種類や預入期間にもよりますが、金利が10%近くになることも珍しくありません。
一度銀行に預け入れたあとは、基本的に何もしなくていいので、ほったらかし投資にぴったりです。
ただし、外貨預金は為替変動の影響を大きく受けてしまいます。
預入期間中に円高が進むと、日本円に換金した際に損失が生じ、利息で稼いでいてもトータルでマイナスになるおそれがあります。
株式投資(自動売買)
ほったらかし投資がしたいのであれば、自動売買ツールを利用した株取引もおすすめです。
あらかじめ設定したルールに基づいて、自動的に株式の売買がおこなわれるので、投資家は手間をかけずに済みます。
設定できる取引ルールは多岐にわたり、株価や指数を基準として売買したり、買い・売りの注文を同時に出したりすることも可能です。
なかには、テクニカル指標を分析して、売買のタイミングを判断してくれるツールもあります。
ただし、株式投資は銘柄選定が難しく、価格変動も大きい手法です。
リスクを抑えるためにも、まずは基本的な知識を身につけることから始めましょう。
FX(自動売買)
FXの自動売買は、プログラムが自動で為替取引をおこなう投資手法です。
FXの自動売買ツールは、以下の3種類に細分化されます。
- リピート型:一定の価格幅の中で売買を繰り返す
- 設定型:自分で設定したルールに基づいて売買を繰り返す
- 選択型:既存の取引ルールに基づいて売買を繰り返す
FXのメリットは、自己資金以上(最大25倍)のお金を動かせる「レバレッジ」の仕組みがあることです。
たとえば、元手が10万円しかなくても、250万円分の資金で取引できるので、大きなリターンを狙うことができます。
しかし、動かすお金が増えるということは、その分、損失が出たときのダメージも大きくなるということです。
FXで資産のほとんどを失ってしまう人も多いので、レバレッジの倍率はできる限り抑えて、リスク管理を徹底するようにしてください。
ほったらかし投資でお金を増やす!運用シミュレーション

ここでは、ほったらかし投資で資産運用を始めた場合に、どの程度お金を増やせるのか、シミュレーションしてみましょう。
元金100万円を利回り3%・5%・7%で複利運用した場合、資産は以下のように増加していきます。
| 利回り3% | 利回り5% | 利回り7% | |
|---|---|---|---|
| 1年後 | 103万円 | 105万円 | 107万円 |
| 5年後 | 約116万円 | 約128万円 | 約140万円 |
| 10年後 | 約134万円 | 約163万円 | 約197万円 |
| 15年後 | 約156万円 | 約208万円 | 約276万円 |
| 20年後 | 約181万円 | 約265万円 | 約387万円 |
| 25年後 | 約209万円 | 約339万円 | 約543万円 |
| 30年後 | 約243万円 | 約432万円 | 約761万円 |
長く運用を続ければ続けるほど、複利効果が発揮され、資産は雪だるま式に増えていきます。
損をするリスクもありますが、余剰資金ができたときは、できるだけ早めに運用を始めてみることをおすすめします。
ほったらかし投資におすすめの公的制度・サービス

ほったらかし投資を始める際は、NISA・iDeCo・ロボアドバイザーを活用しましょう。
それぞれの制度概要やメリットを詳しく解説します。
NISA
NISA(少額投資非課税制度)は、個人の資産形成を支援するために国が設けた非課税制度です。
日本に住む18歳以上であれば、原則として誰でも利用できます。
NISAの最大のメリットは、運用益が非課税になる点です。
通常、投資の運用益には20.315%の税金がかかるため、100万円の利益が出ても手元には約80万円しか残りません。
一方、NISA口座で運用すれば、100万円の利益をそのまま受け取ることができます。
なお、NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があり、それぞれ年間の投資上限額や投資対象商品が異なります。
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 非課税保有期間 | 無期限 | |
| 非課税保有限度額 | 総枠1,800万円 (成長投資枠に限っては1,200万円が上限) | |
| 投資対象 | 投資信託 | 株式・ETF・REITなど |
投資対象が投資信託なら「つみたて投資枠」、投資信託以外なら「成長投資枠」を選ぶので基本的には問題ないでしょう。
ただし、月に10万円以上投資する場合は、年間の投資枠にも注意してください。
iDeCo
iDeCoは、公的年金の上乗せを目的とした私的年金制度です。
最低5,000円から毎月一定額を投資信託に積み立て、60歳以降に、築いた資産を年金や一時金として受け取れます。
【iDeCoの掛金上限一覧】
| 対象者 | 掛金上限(月額) | 備考 |
|---|---|---|
| 第1号被保険者 (自営業者・フリーランス・学生) | 6万8,000円 | 国民年金基金の掛金との合計で6万8,000円が上限 |
| 第2号被保険者 (会社員:企業年金なし) | 2万3,000円 | 企業型DCや企業年金に加入していない場合の上限 |
| 第2号被保険者 (会社員:企業年金あり) | 2万円 | iDeCoと企業型DCおよび企業年金掛金の合計では55,000円が上限 |
| 第2号被保険者(公務員) | 2万円 | 法改正により勤務先からの証明書提出が撤廃 |
| 第3号被保険者 (会社員や公務員などの被扶養者) | 2万3,000円 | 主に専業主婦・主夫が対象 |
20歳以上60歳未満の国民年金被保険者であれば、原則として誰でもiDeCoに加入できます。
iDeCoを利用するメリットは、主に2つあります。
1つ目は、NISAと同様に運用益が非課税になる点です。
通常であれば約20%課税されるところを回避できるので、効率的な資産形成が可能になります。
2つ目は、掛金が全額所得控除の対象となる点です。
年間の掛金総額がそのまま所得から差し引かれるため、課税所得が圧縮され、所得税・住民税を節税できます。
一方で、iDeCoの資産は原則60歳以降でなければ受け取れず、途中解約も原則認められません。
また、iDeCoで損をする可能性もゼロではないので、無理のない範囲で取り組むことが重要です。
ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、資産配分の提案や売買を自動でおこなってくれるサービスです。
投資の知識がない初心者でも、ロボアドバイザーのサポートがあれば、利益を上げやすくなります。
ロボアドバイザーは、機能によって以下の2種類に分けられます。
- アドバイス型:運用方法やポートフォリオを提案してくれる
- 投資一任型:提案にとどまらず、実際の運用も担ってくれる
ほったらかし投資がしたいのなら、投資一任型がおすすめです。
資産運用に必要なことは、ほぼすべてロボアドバイザーがおこなってくれるので、利用者の負担はほとんどありません。
多くの事業者がロボアドバイザーを提供しているので、手数料にも注意しながら、十分に比較検討するようにしてください。
ほったらかし投資で失敗しないためのポイント

ほったらかし投資で失敗しないためには、以下の7点に注意しておきましょう。
- 余剰資金を用いて投資する
- 事前に運用目的を設定しておく
- リスク許容度を明確にしておく
- 投資手法や金融商品の特徴を理解してから投資する
- 長期運用を意識する
- 分散投資によるリスク管理を徹底する
- 定期的に資産配分を見直す
投資の基本ともいえる内容ばかりなので、一つひとつのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
余剰資金を用いて投資する
ほったらかし投資は、必ず余剰資金でおこなってください。
余剰資金とは、毎月の生活費や緊急時の備えなどを差し引いたあとに残るお金のことです。
余剰資金を超えて投資してしまうと、過度なプレッシャーがかかり、冷静な判断ができなくなります。
また、損失が生じたときには、日々の生活が苦しくなることもあるでしょう。
投資である以上、損失のリスクは避けられません。
たとえ投資したお金をすべて失っても、生活に支障が及ばない範囲で取り組むことが重要です。
事前に運用目的を設定しておく
ほったらかし投資を始める前に、運用目的を設定しておきましょう。
選択すべき投資手法や投資金額は、運用目的によって異なるためです。
たとえば、数年後の結婚資金を貯めるために、多額の借金をして不動産投資を始めるのは賢い選択とはいえません。
不動産クラウドファンディングや個人向け国債など、数年単位で運用できる方法を選択したほうがよいでしょう。
また、運用目的が明確になっていれば、モチベーションも維持しやすくなります。
リスク許容度を明確にしておく
運用目的とあわせて、リスク許容度も明確にしておきましょう。
リスク許容度とは、受け入れられる損失の範囲のことです。
リスク許容度を超えて投資してしまうと、損失が生じたときに冷静な判断ができなくなります。
一方、「資産の10%を失ったら損切りする」などのマイルールを決めておけば、機械的に処理できるので、損失の拡大を防ぐことが可能です。
ただし、リスク許容度はライフステージによっても変化します。
結婚・転職・出産などタイミングを迎えたときには、その都度、リスク許容度を見直すようにしてください。
投資手法や金融商品の特徴を理解してから投資する
実際にお金を投じる前に、投資手法や金融商品の特徴を理解しておくことも大切です。
ほったらかし投資だからといって、何の知識も持たずに始めていいわけではありません。
投資手法や金融商品ごとに、リスク・リターンのバランスや手数料などは大きく異なるものです。
無計画に投資してしまうと、過度なリスクをとってしまったり、思うような利益が出なかったりするおそれがあります。
ネットの情報や他人の意見を鵜呑みにせず、自分自身が納得できるまで理解したうえで、運用方針を決めるようにしましょう。
長期運用を意識する
ほったらかし投資では、できるだけ長期運用を意識するようにしてください。
ほとんどのほったらかし投資は、長期運用を前提としたものです。
たとえば、投資信託ではコツコツ積み立てを続けることで、取得単価を標準化する仕組みになっています。
利益が出ないからといってすぐに手放してしまうと、高値掴みや安値売りになってしまい、不必要な損失を招くおそれがあるのです。
損切りに踏み切るのも戦略のひとつですが、複利効果を最大限に活かすためにも、同じ商品をできるだけ長く運用することを心がけましょう。
分散投資によるリスク管理を徹底する
安定的に利益を上げたいのであれば、分散投資を徹底しましょう。
分散投資とは、資金を複数の商品に分けて投資することです。
値動きの異なる商品を複数保有しておけば、いずれかひとつで損失が生じても、ほかの投資先の利益でカバーできるようになります。
ただし、資産を分散しすぎるとリターンが小さくなりやすいため、目標額やリスク許容度に応じたバランス調整が必要です。
定期的に資産配分を見直す
ほったらかし投資といえども、定期的に資産配分を見直す必要はあります。
資産配分は、時間の経過とともに崩れていくものです。
そのまま放置していると、当初の想定よりもリスクを取り過ぎてしまったり、逆にリターンが見込めなくなったりします。
ただし、頻繁に資産配分を見直すのは手間がかかるうえ、手数料が負担になることもあるでしょう。
そのため、年に1回、半年に1回など負担にならない範囲でルールを決めておくことをおすすめします。
まとめ

ほったらかし投資は、最初の仕組みづくりに手間がかかるものの、その後は自動的に資産が育っていきます。
日々忙しくしている方にとっては、理想的な投資スタイルといえるでしょう。
ほったらかし投資に適した手法は複数ありますが、投資初心者の方には不動産クラウドファンディングがおすすめです。
物件の取得から維持管理まで運営会社がすべて担ってくれるため、投資家は最初に出資するだけで収益を上げられます。
また、不動産クラウドファンディングは少額から始められるので、投資経験を積むための第一歩に最適です。
不動産クラウドファンディングに興味がある方は、不動産BANKの公式サイトをチェックしてみてください。
不動産BANKでは、高利回りを見込めるファンドが随時立ち上がっています。
好機を逃さないためにも、まずは会員登録だけでも済ませてみてはいかがでしょうか?
